ダメ母だけどがんばりたい

ダメ人間からダメ母になった主(めひかり)が子育てをがんばりたい話

田舎者が都会に住んだらめちゃくちゃ驚いたこと

めひかりは田んぼが一面に広がるような片田舎出身。
(夫は田舎と言うが、あれを田舎と言ったらガチの田舎に失礼だと思う)



夫の職場がある、夫の地元エリアに引っ越し・同棲を経て結婚した。


そんな田舎者の私が都会に出てきて、ものすごいカルチャーショックを受けたこと。



それは、

色んなところにおっさんとストロングゼロがセットで転がっていること。



駅前のちょっとした広場とか、
ちょっと幅の広い歩道の端とか、
コンビニの脇とか、
まいばすけっとの脇とか……


そんな何でもないところに、
平然とおっさんやおじいさんが転がっている。

ストロングゼロのでっかい缶や、
ワンカップや、
たまに鬼ころしの小さいパック、なんかと共に。



初めて遭遇したのは夫と歩いてた時だった。
すごく驚いて、
「あれ声かけた方がいいよね?救急車要るかな?」ってきいたら、

「あれは寝てるだけだから起こしちゃダメだよ」と返ってきた。
少し問答したけど、「とにかく話しかけちゃダメ」と。



冷たいなあとも思ったけど、しばらく住んでたら分かった。

都会は「なんかヤバいやつ」が結構普通にいるのだ。

酒を片手に歩きタバコは普通だし、
見えない何かに怒鳴り散らしながら歩いてるおっさんもいるし、
「すみません、飢えてるんですけど」と通行人に声をかけ続けるおっさんもいる。

警官もパトカーもよく見た。
喧嘩の仲裁っぽいのも、傷害に発展したっぽいのも見かけた。



転がってるおじいさんといはいえど、
不用意に声をかけるのは本当に危ないかも知れない。
妊娠時、息子を連れている時は特に躊躇われた。
様子を確認しながら、他の通行人がそうするように通り過ぎた。





また、最近になってからの話だが、

家の窓を開けていると
「うるせぇバーカ、死ね!!」
「ひゃはははははははは!!」
みたいな声が昼夜問わず、かなりの声量で毎日聞こえてくるようになった。

コロナ禍の自粛地獄でストレスが限界を超えてしまったのかな…と震えた。


その後、わりとすぐに引っ越しをしたので、
今はどうなっているかは分からない。






引っ越し先のエリアはファミリー層が多いらしく、公園も多い。
でも、おっさんは全然転がっていなかった。


夫にそれを話したら、「それが普通だよ」と困った顔をする。


え、都会ってそうなんじゃないの?
前住んでたところは、よくストロングゼロとおっさんが転がってたじゃん。
ここも都会じゃん?なんで?


夫は苦笑いして、
「前の所は治安がすごく悪かったんだよ。
君は知らないかもしれないけど、都会だからって普通はその辺におっさんは転がってないよ。」

「この辺は公園に鍵かけてないでしょ。
夕方に公園を施錠するのって、住み着いちゃう人がいるからだよ。」
とか言ってた。




まじかよ。先に教えといてくれよ。
都会スタンダードだと思ってた自分も怖いわ。


そういえば、引っ越し前のエリアの公園は
夕方になると施錠されてしまうところがいくつもあった。
都会の公園ってそうなんだなーとしか思わなかったわ。
(ちょっと足を伸ばせば、施錠なんかされない公園も普通にあった)



引っ越し前の住居のすぐ近くのエリアは、夫の地元では治安がとても悪いとよく知られていたらしい。

地方から部屋を探してやってきた、その辺の事情を知らない若い子に、
不動産屋が素知らぬ振りでそのエリアの物件を勧めて…

なんてこともあるそうだ。


なにそれめちゃくちゃこわい。