こどもの話② ※新生児期の話
退院してもしばらくは、よく寝る子だった。
1ヶ月くらい経つと、魔の三週目?に突入したように寝なくなった。
寝グズる、起きる、起きてはグズる 。
しかし、泣き方が不思議だった。
「ふんふんふん」と鼻をならし始め、
「えひっえひっ」と口端が緩みだし、
「………っあーー…」と顔を歪めて泣く。
ヒートアップしてマジ泣きするのも
「あーーー」や「えーーー」だった。
赤ちゃんらしい「おぎゃあ、ほぎゃあ」というのはとうとう聞けなかった。
(成長していっても泣き方は据え置き)
また、ゲップが出ないのでいつも顔を横向きに寝かせていた。
それでも吐き戻したことはほとんどなかったので、飲み方をマスターするのが早かったんだと思う。
ただ、ずっと横向きにしていたせいで、
頭の形はすごく歪んでしまった。